巡礼者の小道(Pursuing Veritas)

聖書の真理を愛し、歌い、どこまでも探求の旅をつづけたい。

信じること、生きること、愛すること

〈オジサン〉たちも泣きたい時がある。ーー嘆きと受容の空間

出典 主よ。私の祈りを聞いてください。私の叫びが、あなたに届きますように。私が苦しんでいるときに、御顔を私に隠さないでください。私に耳を傾けてください。私が呼ぶときに、早く私に答えてください。詩篇102:1-2

宗教改革ーー「もしもあの時、、、」(by ピーター・J・ライトハート)

聖餐における聖書解釈で意見を違わせるルターとツヴィングリ(マールブルク会談、1529年) 目次 はじめに ーー「もしもあの時、、」 形成、粉砕、そして再形成 内部分裂 弁論術 信仰告白主義化 宗教改革の二つのEnd

東と西ーー福音主義プロテスタントと東方正教会の対話を聞いて思ったこと。

目次 はじめに 4人それぞれの道のり 大文字の伝統(Tradition)と小文字の伝統(traditions)を区別することの大切さ 西洋版の〈正教〉と、ギリシャ版の〈正教〉 〈伝統〉は皆、持っている。 おわりに

たとい、地は変わり山々が海のまなかに移ろうとも。ーー変動と危機の中の信仰

「神はわれらの避け所。また力。苦しむとき、そこにある助け。それゆえ、われらは恐れない。たとい、地は変わり山々が海のまなかに移ろうとも。たとい、その水が立ち騒ぎ、あわだっても、その水かさが増して山々が揺れ動いても。」(詩篇46:1-3節) ど…

探求ーー〈ほんものの時代〉における霊性(ジェームズ・K・A・スミス、カルヴァン大学)

出典 目次 探求ー〈ほんものの時代〉における霊性(by ジェームズ・K・A・スミス、カルヴァン大学) 〔参考資料〕チャールズ・テイラー著『世俗の時代』の書評論文(by ジョン・ミルバンク、ノッティンガム大学)【英文】

中東の小さな〈窓〉から見えるもう一つの世界ーー列強大国の狭間を生き延びてきたアルメニア人クリスチャンの豊かな遺産

アルメニアの教会ーーアララト山を背景に。出典 目次 アルメニア人クリスチャン? 世界最古の教会の一つ 「単性論者」という悲しきレッテル 私はばい菌のような「異端者」なの? 「異端的な」十字架 離れても、いつかきっと再会するーー何千年の分離の後に互…

難民キャンプ、バラバラな教会、そして神の憐れみ

難民キャンプというのは、人間の悲惨がビジュアルに凝縮された場所だと思います。外的要因(堕落した世界、戦禍、災害、圧制、不正、汚職、迫害、不均衡)と人間の罪性(暴力、むさぼり、自己中心、差別、偏見、反逆など)が複雑に融合した結果、人はそこに…

人生のどん底にいるクリスチャンは何を歌えるのか?(by カール・トゥルーマン)

出典 Carl R. Truman,‘What Can Miserable Christians Sing?’ in The Wages of Spin: Critical Writings on Historical and Contemporary Evangelicalism (Christian Focus: 2004) pp. 158-160(抄訳) 過去においても現代においてもキリスト教礼拝の中で欠…

何をもって「一致」とするのか?ーーピーター・ライトハート著『プロテスタンティズムの終焉ーーバラバラになった教会の一致を求めて』に対する東方正教会の評価

そもそもなぜフェンスがそこに建てられたのかを知らないうちに、それを取り外そうとしてはならない。決して。ーーG・K・チェスタートン 目次 未来の「合同教会」 ポスト福音主義と彷徨う宗教的遊牧民 大文字のChurch 現実 家族か他人か

ささやかな私の「庭」に遊びに来てくれる朋友たちに

出典 遠いところから朋友たちが訪れてきてくれる。 愛しい友だち、私の「庭」でどうぞゆっくりくつろいでいってください。

世俗の時代とは何だろう?そして私たちクリスチャンはどのように生きていけばいいのだろう?(by ジェームス・K・A・スミス、カルヴァン大学)

主よ、なにをどのように信じていったらいいのか教えてください。(出典) 目次 はじめにーー世俗の時代とは? 講義の内容

この船は沈没しつつある。逃げよ。ーー古典的/改訂ディスペンセーション主義の教会で育った若者たちへの避難警告の呼びかけ【緊急版】

現在、私たちの属するプロテスタンティズムの世界は、今後の刷新のために外部から数多くの鋭く且つ有益な批判を受けています。そしてこの過程でますます浮き彫りにされてきているのが、クラーク・カールトン師の言う、いわゆる「19世紀の発明品*」であるデ…

アンソニー・ボリーソフ神父(ロシア正教会)とジョン・ミルバンク氏(聖公会神学者)との対談記事

モスクワ神学アカデミー(出典) 目次 モスクワでの対談 〔補足〕改革派神学はラディカル・オーソドクシーをどう見ているか

過去の誤りから謙遜に学び、そこからまた進んでいきたい。

前に進んでいくためにーーまっすぐ進んでいくためにーー、後ろを振り返りたい。(写真)

〈彼ら〉は私たちにとっての "誰" でしょうか。

「今日、自分は原理主義の反対者だと言えば、社会において広範な賛助を得るだろう。」 ヴェルナー・フート『原理主義ーー確かさへの逃避』、p.42. 目次 私たちは〈彼ら〉のような原理主義者たちとは違う!? スケープゴート探し おわりに

日曜日の「字義性」と、平日の「メタファー」の相剋をどうすればいい?ーー大学生のみなさんへの応援レター

目次 はじめに 一つの懸念 世界観の相剋 「時代精神に抵抗すること」と、「時代の子である」という二つの事実 「字義性」と大学生活ーー花子さんのケース キリスト教世界観の中における言語観を求めて

確信していた世界がバラバラになった後に人はどのように再生してゆくことができるのでしょうか?

自分がずっと信じてきた教師、教理、体系、教会の根本的誤りが明らかにされ、「真理」だと確信を持って教えられてきた内容が実は誤った方法論で構築された虚偽であったことが判明した時、私たちの心にぽっかりと穴が開きます。

自分とは異なる見解を持つ同胞をより良く理解し、より深く愛していくために

ロバに乗った老人 目次 はじめに できる限り、相手の言い分を「直接」聞くように努める キリスト教会史の中の「悪玉」と言えば・・・?? いざイコン問答! 一つの食卓を囲んでーー公開ディベートの有益性 おわりに

離れても、いつかきっと再会する。

山や空をぱっと見ると、それは完結した一枚の静止画のようにみえます。しかししばらく見つめていると、そこに〈動き〉があることに気づきます。雲は形や表情を変えつつ、ふくらんだり、薄くなったり、丸くなったりしながら、たえず動き、山の木々も風に揺れ…

懐疑に苦しむクリスチャンへの励まし②ーーなぜ懐疑主義は人間本性にフィットし得ないのかについて(by エスター・ミーク)

出典 目次 「懐疑」から「確かさ」へ、そして再び「懐疑」【サイクルその2】 「懐疑」から、、、そして次は何?【サイクルその3がスタート】 なぜ懐疑主義はフィットし得ないのかについて そして今、どうなっているの?

懐疑に苦しむクリスチャンへの励まし①ーー「知る」ことについて(by エスター・ミーク)

エスター・L・ミーク。ペンシルベニア州ジュネーブ大学哲学科教授。ヴァン・ティル学派の前提主義、ジョン・フレームの多元遠近法(multiperspectivalism)及び、マイケル・ポランニーの暗黙知(tacit knowledge)をベースに、契約主義キリスト教認識論を構…

清い「オジサン」たちと共生する楽しい世界

「このブログを開くに至ったいきさつ」(証し)の中で告白しましたように、私は聖書的女性像を追い求め、探求する過程で、「聖書の教えに関する内容は(女性である自分が書くのではなく)男性教師・神学者の方々の論文を翻訳する」という方向転換をしました…

「註」から見えてくるもの

出典 「註が一個も付いていない論文がないわけではない。ただし、その場合、その論文に含まれている事実関係のデータはすべて自分で調査したものであり、議論の前提となる命題も、論証過程も結論もすべて自前のものでなければならない。 しかし、多くの場合…

暗闇の中での導き(by ジョン・マクダフ)

目次 暗闇の中での導き(ジョン・マクダフ) 詩篇27篇7-10節を歌い祈る

人のこだわり、そして神の恵み。

有名な文芸評論家である丸谷才一氏(1925-2012)の著書の一つに『文章読本』というものがあります。 これは丸谷氏が多彩な日本語の名文を実例に引きながら、文章の本質を深く明快に論じていくおもしろい本ですが、私が一番興味をもったのが、この書の一番終…

「聖書を『素直に』読めば、、、」という表現について【自己反省とお詫び】

「聖書を『素直に』読めば、自然と○○という理解に至るんです。」(○○には、自分の支持する聖書解釈や主義名が入ります。) 私はこれまでどれだけ多くの場で、上記のようなフレーズを使ってきたことでしょう。しかし振り返ってみて今、私はその事を大いに恥…

クリスチャンであることの標(しるし)(by フランシス・A・シェーファー)

(自ブログ「地の果てまで福音を」より再掲載) 目次 序 この標とはなにか? 人と兄弟 微妙なバランス 真のクリスチャンのために 質の基準 愛における失敗 最後の弁証 正直な応答、目に見える形での愛 「一致」に対する誤った考え まことの一致 可視的な愛 …

彼は「越境」しなければならなかったのか?ーーカルバリー・チャペルから東方正教会への旅路【書評】

目次 はじめに 著者のセブンスデー・アドベンティスト時代 ファンダメンタリズムからカリスマ派へ 福音主義教会のカオスの中で 真理はモザイク状のものなのか? 「あなたに与えられている光」に真実に生きればそれでいい? 定義のない看板文字 彼は「越境」…

わが魂は悲しみ、絶望しています。(ウィリアム・クーパーの信仰詩)

わが魂は悲しみ、絶望しています。 主よ、見てください。わが敵どもが どんなにか大勢で押し寄せてきているかを。 彼らは恐ろしい破壊者(Apollyon)を頭に、 わが天路巡礼の路に立ちふさがり、攻め入ろうとしています。

聖書信仰のクリスチャンはチョムスキーの生成文法をどのように評価すべき?(by ヴェルン・ポイスレス)【大学生の皆さんへの応援記事 その2】

目次 訳者はしがき 構造言語学、アメリカに上陸 ノーム・チョムスキー、突如としてアメリカ言語学界をひっくり返す 日本語訳聖書にも影響しているチョムスキー理論 一極集中の人になろう チョムスキー革命 厳密さと形式化にともなう代価 核文と非核文との間…