巡礼者の小道(Pursuing Veritas)

聖書の真理を愛し、歌い、どこまでも探求の旅をつづけたい。

信じること、生きること、愛すること

しかし自分もまた「時代の子」であるという事実を深く心に留めたい。(前回の記事の追記です)

出典 もしも主が私の助けでなかったなら、私のたましいはただちに沈黙のうちに住んだことでしょう。もしも私が、「私の足はよろけています。」と言ったとすれば、主よ、あなたの恵みが私をささえてくださいますように。詩篇94:17-18

道を求める魂とキリスト教弁証

その道を歩み、魂に安らぎを得よ。エレミヤ6:16 カトリックの弁証家であるロバート・バロン神父の講義「無神論と‟神”という語の意味」を聴きました。これは、クリストファー・ヒッチェンズやリチャード・ドーキンズ等、世俗主義ファンダメンタリスト(New…

子うさぎも、神の子どもたちも。

私は、この子うさぎがとても可愛いと思う。 とくに何をしているわけでもないけれど、 ちっちゃくて、いかにもやわらかそうで、それで、 近よってエサをあげたいなと思う。

「個」から「公同性」へのちいさな一歩を踏み出したい。

使徒たちがいて、聖徒たちがいて、そこに時空を超えた公同の交わりがある。(出典) インターネットの普及により、私たちは世界中のさまざまな聖書教師たちのHPを訪問し、そこから御言葉の教えや霊的糧を得ることができるようになりました。 「うん、この先…

想像の二項対立図?ーーハイブリッド型オーソドクシーによる西方批判について考えたこと

ダイコトミー(出典) 福音主義から東方正教会に転向された欧米圏の元牧師や神学者の方々の文章を読んだり、直接的に意見をお伺いする中で、私にとり、以下のような点がより明らかになってきました。 それは、(彼らの文脈における)「東方」ならびに「西方…

苦難をとおしての勇気ーー信仰の勇者ーー(カール・ヒルティ)

出典 偉大な思想は、ただ大きな苦しみによって深く耕された心の土壌のなかからのみ成長する。そのような苦痛を知らない心には、ある浅薄さと凡庸さが残る。いくら竹馬に乗って背伸びしたとて無駄であるーー例えば、その竹馬が宗教的な、科学的な、それとも哲…

あなたの苦闘を無駄と呼んではいけない。(by アーサー・ヒュー・クラフ)

出典 あらゆる欠乏、落胆、閉塞、孤独の最中にあって、尚もどうにか前を向こうとしているわが同胞へ

時間を感じとるための心

デジタル空間と時間(出典) 時の経過と川は同じであり、 どちらも、たゆむことなき流れと共に、旅路を急ぐ。 いかなる財宝もそれを買収することができず、 どんな祈りをもってしてもそれは留まってはくれない。

「改宗させる」使命以上に、羊の「なぜ」に共に取り組んでくれる牧者を求めて

たくさんのお店(出典) 目次 「あなたは今、惑わしの中にいます。」 「シンプルに信ぜよ」とはどういう意味だろう? ある意味「お店は一つではない」という現代の厳しいリアリティーを分かってほしい。 「改宗」のお手伝いをするとはどういうことだろう? …

遠望(えんぼう)

出典 友がいました。私などよりもずっと力強く堅い信仰を持ち、生き方においても聖潔さと一途さが光っていました。そして友はその信心全てをかけ、古典的ディスペンセーション主義が真理であることを信じ、その主義を真実に生きようとしていました。

キリストの内にある民族間の真の和解ーーユダヤ人に主の愛を伝える元イラン革命防衛隊員ハンス兄の近況

出典 先週、元イラン革命防衛隊員ハンス兄の証しを掲載しましたが(ココ)、その後、彼から私たちに連絡があり、昨晩、電話でお話をうかがいました。

転向すべきか留まるべきか?ーー私が東方正教会に接近しながらも結局「越境」には至らなかった理由【あるプロテスタント教会牧師の葛藤と内的相剋の記録】

「〈堅実〉という名の頑迷/錯誤があり、そうかと思えば〈柔軟〉という名の迎合/狡猾もある。この世界で信仰者として生きるっていろいろむずかしいね。」 「うん。そうだね。ボクたちどうしたらいいんだろね。」(出典) 目次 ある著書との出会い 正教の信…

イスラーム伝道、女性、ジェンダー論ーー新世代の中東女性たちへの愛の働きかけとキリスト教弁証

出典 目次 楽しい語らい 存在論から三位一体論へ おわりにーー寄り添い、一緒に歩いていく

神はご自身の民、ユダヤ人を拒まれたのだろうか?(by カリストス・ウェア府主教)

モーセと十戒(レンブラント作、1659)出典 目次 説教(カリストス・ウェア府主教) ユダヤ人との和解ーー元イラン革命防衛隊員ハンス兄の証し

安定しない魂、揺らぐ世界、そして堅固なる岩

出典 人は誰しも自分の住む世界や関係性に安定を求めているのではないかと思います。 しかし悲しいかな、人生にはしばしそれとは逆のことが起こります。安定せずガタガタいう椅子、心もとなく空を漂う浮き雲。きしみ、揺れる大地ーー。万全を期し、事前対策…

苦しみの中にある喜び(by ジョン・マクダフ)

苦しみや失望という濃い夜露があなたの周り一面に広がっているのかもしれません。あるいは嵐のような悲しみにひどく打ち付けられ、逆境という荒風があなたに容赦なく吹きすさんでいるかもしれません。

「あなたの道を主にまかせ、思いわずらいを主にゆだねてごらんなさい。」ーー苦難の人パウル・ゲルハルトの信仰詩

出典 苦難と喪失つづきの生涯を送った17世紀ドイツの信仰者パウル・ゲルハルト。苦しみの最中にあって彼が書き残した数々の信仰詩には、生ける神の子イエス・キリストに対する揺るぎない信頼と祈りが込められています。 あなたの道を主にゆだねよ。主に信…

賛美フラ、宣教と文脈化、現代語訳、キリストと文化ーー東方正教会教師との対話を通して学んだこと

主よ。あなたの耳を傾けて私に答えてください。私は悩み、そして貧しいのです。詩篇86:1 目次 揺らぐ確信と悩み ゴスペルフラに対する正教の視点 宣教と文脈化(contextualization)ーー二つの極端を避ける 教区生活における文脈化 国家と‟国教”と国語 …

子どもの目から見たヘブル的ルーツ運動(HRM):脱会者家庭の子、ジェッセ君の証し

出典 目次 はじめに 証し

最も偉大なる事は、人に勝つ事にあらず。(内村鑑三)

まことに彼はわれわれの病を負い、われわれの悲しみをになった。しかるに、われわれは思った。彼は打たれ、神にたたかれ、苦しめられたのだと。しかし彼はわれわれのとがのために傷つけられ、われわれの不義のために砕かれたのだ。彼はみずから懲らしめをう…

しかし物事には両面がある。ーー私がヘブル的ルーツ運動(HRM)には反対しつつも、そこで出されている問題提起(の一部)には共感/同情している理由

出典 ヘブル的ルーツ運動(HRM)には多くの深刻な教理的問題がありますが、その中にいる人々の文章を読んでいてしばし感じるのが、「ピュアなもの、汚されていないもの、オリジナルなもの」に対する彼らの切実なる求めの心です。そしてこういった求め自体は…

「捕われの獄」から「恵みの小道」に移されてーーヘブル的ルーツ運動(HRM)脱会者の証し

私たちはみな、この方の満ち満ちた豊かさの中から、恵みの上にさらに恵みを受けたのである。というのは、律法はモーセによって与えられ、恵みとまことはイエス・キリストによって実現したからである。ヨハネ1:16、17(出典) 目次 ヘブル的ルーツ運動…

うちひしがれた者、失意の内にある者に注がれる優しいまなざし

あじさい(出典) 昨日、短いエッセーを読みました。筆者の方は、あるクリスチャン家族が営む、旧いお店について書いておられたのですが、印象的だったのは、そのお店に対する筆者のあたたかいまなざしでした。

歴史小説『チューリッヒ丘を駆け抜けた情熱ーー迫害下に生きたスイス・アナバプテストの物語』後篇

出典 前篇からの続き 目次 第17章 獄中にいる兄弟たちからの手紙 第18章 二度目の挫折そしてフェリクス・マンツの脱獄 第19章 チューリッヒからの罰金徴収人派遣される 第20章 隠れ家での生活 第21章 ゾリコンの熱狂分子、騒ぎを起こす 第22章 …

歴史小説『チューリッヒ丘を駆け抜けた情熱ーー迫害下に生きたスイス・アナバプテストの物語』前篇

出典 著書名:Fire in the Zurich Hills 著者:Joseph Stoll 出版年:2010年 出版社:Pathway 日本語翻訳:著者ストール氏の許可を得た上で本ブログ管理人が訳しました。(2014年) 目次 第1章 ことの始まり 第2章 第一回公開討論会チューリッヒで…

人は自分の反発している対象からどれくらい自由なのでしょうか。

出典 「ですから考察されるべきは、『ギリシャの知的思考は生来的に悪であり、ヘブライ的な倫理的行為は均一的に善なのか?』という問いです。ですがもちろん、ギリシャ的合理性に対して反駁することは困難です。と言いますのも、『ギリシャ的合理性』を反証…

ゲルハルト・テルステーゲン信仰詩・書簡集

目次 なんと芳(かぐわ)しいことだろう ああ、わが心が静黙のうちにとどまり続けるなら すべてが ふさわしい場に 神の隠れし愛 見よ、神はここに! おさなご 隠遁者の庵(いおり) 今という静けさの中で 理知的なクリスチャンへ こひつじ さすらい人はなに…

迷いと確信のはざまでーー迷子の祈り

出典 日本の友人が証を送ってくれました。 彼女は昔、幼い日に、東京の人混みの中で祖母と母親とはぐれ、泣きながら見知らぬ街を歩き回ったそうです。どこを歩いているのか分からなくなり、もう家に帰れないと思ったその時、彼女は小学校で先生から「困った…

人と人を近づける翻訳、人と人を遠ざける翻訳

ボクも混ざっていいかな?(出典) 「丸山:ともかく想像以上に、翻訳文化の到来というのは早くて、その影響も大きかった。このあいだ、ひさしぶりに安岡章太郎君に会ってだべったら、福沢諭吉と、彼の思想的弟子の植木枝盛(1857-92)とのちがいは、…

公共圏における21世紀キリスト教の展望(ジェームズ・K・A・スミス、カルヴァン大学)【ポスト近代と福音宣教その①】

新無神論の旗手リチャード・ドーキンズ(出典) James K.A. Smith, Beyond Atheism: Postmodernity and the Future of God(2010年10月カナダ、オタワ大学での特別講義。音声書き起こし。) 宗教に関する現代談話の大半ーー特に、世俗主義ファンダメン…