巡礼者の小道(Pursuing Veritas)

聖書の真理を愛し、歌い、どこまでも探求の旅をつづけたい。

ユーカリスト/ エウカリスチア(Eucharist)

「折衷的」越境は可能かな?ーー国境地帯での友との対話。【カトリック、正教、プロテスタント】

目次 正教会の結婚と避妊の教え 宣教の働きにおける福音主義について 「折衷的」であることをめぐって 理論と現実のギャップと不調和 「教会」を信じるか、あるいは懐疑主義か 過激派弁証家たちのレトリックに翻弄されないために 正教改宗の可能性と折衷性

神の天的な礼拝にのぞむ(by グレッグ・ゴードン)【初代教会の霊性と慣習】

フラ・アンジェリコ画(出典) 目次 神の天的な礼拝にのぞむ 両手をかかげ、天を仰ぎ祈る 初代教会の典礼の様子 「アーメン」という言葉の重要性と意味について 被り物を着け、礼拝にのぞむ 日々、キリストの死を告げ知らせる 神の聖なる人々 聖体拝領、バプ…

ヘシュカスム論争に対するジョン・メイエンドルフの理解(アンドリュー・ラウス、ダラム大学)

聖グレゴリオス・パラマス(1296-1359) 目次 ヘシュカスム論争に対するジョン・メイエンドルフの理解(アンドリュー・ラウス、ダラム大学) 知的プラトン主義、新プラトン主義 異なる禁欲主義理解 メイエンドルフのパラマス解釈に対する諸批判 【…

嗚呼、ビザンティン・カトリック教会!

〔前記事〕からの続きです。 出典 目次 御父のモナルキア ある神学生の苦悶の告白 友に電話し打ち明ける。 おわりに

舌よ歌え、栄えある聖体の神秘を(♪ Pange, lingua, gloriosi, Corporis mysterium)【グレゴリオ聖歌】

出典 わたしは、天から下って来た生けるパンです。だれでもこのパンを食べるなら、永遠に生きます。またわたしが与えようとするパンは、世のいのちのための、わたしの肉です。ヨハネ6:51 Ego sum panis vivus, qui de cælo descendi. Si quis manducaver…

なぜ伝統諸教会では主イエスの磔像がついた十字架(crucifix)が用いられているのだろう?ーー私の探求

キリスト受難の像、キリストの磔像のついている十字架(crucifix)出典 伝統的なカトリック教会、聖公会、東方正教会、そして一部の伝統的ルーテル教会の聖堂に入ると、正面の中央に主イエスの磔像がついた十字架(crucifix)が架けてあるのに私たちは気がつ…

われらいとも聖なる秘跡を永遠に崇め奉らん(♪Adoremus in aeternum)【グレゴリオ聖歌】

ラファエロ作「聖体の議論(La disputa del sacramento)」(1509)*1 「ああ、いともやさしき主なるイエスよ、あなたの宴にあなたと共にあずかる敬虔な魂の喜びはどんなに大きいでしょう。そこでは、ただひとりの愛子、心のすべての願いにもまさって願…

女性叙階が不可能である理由について(by テーラー・マーシャル & ティモシー・ゴードン)

Catholic “Women Priests”: Can There Be a Discussion? – Catholic World Report Taylor Marshall & Timothy Gordon, Pope Francis on Women Deaconesses: Can Women be Ordained? Amazon Synod, May 13, 2019(抄訳) テーラー・マーシャル:なぜ女性の叙…

チリの司教、跪き聖体拝領に与ろうとする信者たちへの拝領を拒否。(by リサ・ボーン記者)

跪いている女性への聖体拝領を拒むチェレスティノ・アノス司教、2019年4月18日. (出典) 目次 チリの司教、跪き舌による聖体拝領を受けようとする信者たちへの拝領を拒絶。(by リサ・ボーン記者) 『指針 あがないの秘跡』 (Redemptionis Sacrament…

私の辿ってきた道ーーテリー・クラウチャック修道司祭の信仰行程

目次 カナダのカトリック家庭に生まれる 徐々に信仰から離れていく ドラッグと飲酒はじまる 「全てから自由になりたい。」 もう何も生きる目的がない。 「聖書を取りて、これを読め」 再生 福音主義教会へ エスキモーたちの元に 修道院へ 【補足】「イエスの…

キリストの御魂よ(♪ Anima Christi)【ローマ典礼、14世紀】

Frans Floris, Lamentation, c. 1554, Musée Bossuet(出典)

私の辿ってきた道ーーローレンス・ファインゴールド師の信仰行程

出典 目次 無神論者の家庭に生まれる 美術史の教授との出会い キリスト教美術の世界 石像の研究でイタリアへ 「生きていくのがしんどい。もう生きたくない。」 初めてのミサ カトリックか、プロテスタントか ジョン・ヘンリー・ニューマン カトリシズムのユ…

あゝ、歴史的典礼はなんと美しく、深く、躍動的であることでしょう!

The Rorate Caeli Mass〔ローマ典礼〕(出典) 「過去の歴史をもってキリストは、彼の秘跡において、時を旅する途上にあります。私たちはその出来事に取り込まれました。その出来事は一方で、過ぎ去る時を乗り越え、教会の秘跡執行において、私たちの間に現…

ミサとヨハネの黙示録ーー小羊の晩餐(スコット・ハーン、フランシスカン大学)

カンタベリーからローマへの軌跡ーーテーラー・マーシャル師(元聖公会司祭)の信仰行程

目次 「テーラー、地獄に落っこちちゃうよ。」 御言葉を通しての救い ヨハネ・パウロ二世ーー反キリスト? 信仰と理性の和合 アングリカン司祭になる 教皇が死んだ! 私にローマを指し示した一人のラビ カンタベリーからローマへの行路 訳者によるエピローグ

私の辿ってきた道ーーケヴィン・ウェイン氏の信仰行程

目次 セブンスデー・アドベンチストの家庭に生まれる 両親の離婚 黙示録セミナー なぜ牧師の家の冷蔵庫にワインがあるのだろう。 「レビ記の食物規定律法」と、「1テモテ4章」をどう考えればいいのだろう。 「終末における主のまことなる教会」 ジュリーと…

舌による聖体拝領ーー人間疎外の問題に対する神の愛なる御応答と永遠の智慧

ジャコメッティの作品に登場する人間像。互いに疎外されており、観察者からも疎外されている。(出典) 初めてカトリック教会(東方典礼)で聖体拝領の光景をみた時の驚きと感動を私は生涯忘れることができないと思います。

ローマ典礼における伝統復帰の兆し!

出典

私の辿ってきた道ーーダグラス・M・ボウモント師の信仰行程【その4】東方正教会に通い始める

【その1】【その2】【その3】からの続きです。 ロシア正教会(出典) 目次 東方正教会の門をくぐる 外的、内的な文化的分断状況に直面して ああ、もう選択肢がない! テヴェレ川につま先で触れてみる

私の辿ってきた道ーーダグラス・M・ボウモント師の信仰行程【その2】英国国教会に通い始める

【その1】からの続きです。 出典 目次 英国国教会に通い始める 機能的グノーシス主義("functional Gnosticism") アングリカン主義のジレンマに気づく

パンとぶどう酒の形態のもとに隠れておられる神よ、つつしんで御身を礼拝いたします。(トマス・アクィナス)

"The temptation of St. Thomas Aquinas" by Diego Velazquez; 目次 「聖体に対する聖トマの祈り」(トマス・アクィナス作) モン=コルニヨンの聖ジュリエンヌ(ベネディクト十六世) 聖体賛歌『隠れたる神性よ』(Adoro te devote)

キリスト教正統性の問題と福音主義(by ダグラス・M・ボウモント他)【その2】

【その1】からの続きです。 「正統性」 を決める権威の所在はどこにあるのだろう?(出典) 目次 聖書のみで正統性を決定できるだろうか? 2.解釈における不一致 歴史的・文法的方法(GHM)の抱える諸問題

私の辿ってきた道ーーアンドリュー・プレスラー師の信仰行程【最終回】天と地の出会う場所

【その1】【その2】【その3】【その4】【その5】からの続きです。 The Last Judgement, Fra Angelico作(出典) 目次 永遠のいのち 契約的、サクラメント的リアリズム おわりにーー天と地の出会う場所

私の辿ってきた道ーーアンドリュー・プレスラー師の信仰行程【その5】

【その1】【その2】【その3】【その4】からの続きです。 かつて居たところに私たち皆を運び入れてください、恵み深き主よ。(出典) 目次 唯一の、聖なる、公同の、使徒的教会 「入口探し」 古代のユーカリスト的典礼との出会い カトリック教会の「二つ…

私の辿ってきた道ーーアンドリュー・プレスラー師の信仰行程【その3】

【その1】【その2】からの続きです。 英国国教会(アングロ・カトリック)出典 目次 はじめての教会訪問 アングロ・カトリックの視点でみた教会観を知る 公同性に関するアングロ・カトリシズム自身の基準が分枝論を排除してしまわないだろうか? 「唯一の…

私の辿ってきた道ーーアンドリュー・プレスラー師の信仰行程【その2】

〔その1〕はココです。 使徒継承(Apostolic Succession)出典 目次 使徒継承とユーカリスト 長老教会に通い始める 「可視的な教会」と「不可視的な教会」 司教制(episcopacy)というのは本当に聖書的なのだろうか?ーー私の探求 ユーカリストに関する初代…

第二バチカン公会議研究②ーーロマノ・アメリオ著『イオタ・ウヌム(Iota Unum)』(1985年)

ロマノ・アメリオ著『イオタ・ウヌム(Iota Unum)』(原著1985年にイタリア語で出版) Iota unum non praeteribit. Not one jot, nor one tittle shall pass away. (律法の中の一点一画でも決してすたれることはない。)マタイ5:18 目次 第1章ー…

「米国司教、教区の教導職にフェミニスト信徒女性を任命。」(リサ・ブーン記者)【ライフ・サイト紙】

「白人、中流階級、ローマ・カトリック、女性フェミニスト」と自らを呼ぶエレノア・W・ザウアース女史

「東京の司祭、信徒が跪いて聖体拝領することを禁じる」という報道ニュースを読んで

出典 「にせ預言者たちに気をつけなさい。彼らは羊のなりをしてやって来るが、うちは貪欲な狼です。」マタイ7:15 「最も印象的なことに、彼〔=悪魔〕には膝がなかったのです。跪くことができないことは、悪魔的なものの本質そのものとして著わされてい…

典礼における時間と空間(ヨーゼフ・ラッツィンガー著『典礼の精神』)【アド・オリエンテムの深遠なる意味】

アド・オリエンテム("to the East")。東の方角を向いて祈るのはなぜだろう? 写真 目次 第二部 典礼における時間と空間 第2章 聖なる場所ーー教会建築の意味 第3章 典礼における祭壇と祈りの方向性