巡礼者の小道(Pursuing Veritas)

聖書の真理を愛し、歌い、どこまでも探求の旅をつづけたい。

ポストモダニズムと聖書の真理

ポスト近代と新歴史主義、同性愛、そして聖書解釈【中篇】――権力者とは誰か?

前篇からの続きです。 The Influence of Postmodernism, Part 4: New Historicism | Answers in Genesis 権力者とは誰か? 新歴史主義者にとって、鍵となるのは「権力/権威 "authority"」です。しかしそれは、私たちが普通想像するような権力とは異なる場合…

ポスト近代と新歴史主義、同性愛、そして聖書解釈【前篇】――ミッシェル・フーコーの苦悩の人生

answersingenesis.org 新歴史主義は、1980年代に勃興しましたが、この用語自体が、いくつかの諸理論(例:文化的唯物主義)をカバーする傘カテゴリーとなる傾向が往々にしてあります。新歴史主義も、文化的唯物主義も、ほぼ同時期に現れ、どちらの分野の…

「オープン神論 "Open Theism")」の教えの危険性について by ティム・チャーフィー

Tim Chaffey, The Dangers of Open Theism オープン神論(開放神論;Open theism)は、近年、エヴァンジェリカル界で人気度を博しつつある教えです。社会にもっと受け入れられるような神提示をしようという努力から、グレッグ・ボイド、クラーク・ピンノック…

福音宣教の働きが以前よりもやりにくい?―ポスト近代の挑戦(アルバート・モーラー)

米国テキサス州にある「Church of Uncertain」引用元 目次 真理の脱構築(The Deconstruction of Truth) 「大きな物語(Metanarrative)」の死 テクストの解体(The Demise of the Text)

ポストモダン神学の諸類型(ミラード・J・エリクソン)

ミラード・J・エリクソン著(宇田進〔監修〕/安黒務〔訳〕)『キリスト教神学 第1巻』より一部抜粋 純粋にポストモダン神学と見なされるものについて、〔デイヴィッド・レイ〕グリフィンは、以下のように指摘している。(David Ray Griffin, "Introductio…

ポスト近代と福音主義フェミニズム(スティーブ・ゴールデン)

Steve Golden, Feminism, The Influence of Postmodernism, March, 2013より抄訳 福音主義フェミニズムと聖書的権威(Evangelical Feminism and Biblical Authority) このシリーズで取り扱ってきたその他のポストモダン思想と同様、フェミニスト理論もまた…

ウィリアム・ポール・ヤング著『神の小屋』書評(ノーマン・L・ガイスラー&ビル・ローチ)

Norman L. Geisler and Bill Roach, The Shack: Helpful or Heretical? A Critical Review (here) より一部抜粋 『神の小屋(The Shack)』は、現代文化に触れ、それを理解するという点では得るところがあるかもしれませんが、キリスト教真理への妥協は避け…

ポスト近代におけるキリスト教弁証への召命

「兄弟たち、父たちよ、いま申し上げるわたしの弁明を聞いていただきたい」(使徒22:1) Ἄνδρες ἀδελφοὶ καὶ πατέρες, ἀκούσατέ μου τῆς πρὸς ὑμᾶς νυνὶ ἀπολογίας. Apologetics(弁証)という言葉は、απολογουμαι(<απο, 強意+λογος, 言葉 / apologeo…

「三位一体の中で、御父もまた御子に恭順(submit)しているのです。ですから、御子との関係において、御父に固有の権威があるわけではないのです」という主張はどうでしょうか。【三位一体論とフェミニズム】前篇

以下は、ウィリアム・P・ヤング著『神の小屋』の中で、「イエス」が、三位一体の神のことを説明する場面です。 「イエス」が主人公のマックに言うセリフ: これこそ、パパ(御父)およびサラユ(聖霊)と私(イエス)の関係にある美しさなんだ。 私たち[三…