巡礼者の小道(Pursuing Veritas)

聖書の真理を愛し、歌い、どこまでも探求の旅をつづけたい。

ニカイア公会議以前の初代教会

使徒信条について(『ベイカー福音主義神学事典(Evangelical Dictionary of Theology)』より)

目次 使徒信条について 【参考資料1】古ローマ信条のラテン語訳とギリシャ語訳 【参考資料2】カトリック教会、聖公会、プロテスタント教会それぞれの訳文 ① カトリック教会 ② 聖公会(英国国教会) ③ プロテスタント 【補足資料】

黙示と新約聖書の神学(by ジョージ・エルドン・ラッド)

目次(小見出しは読みやすさを考え訳者が任意に作成したものです。) エルンスト・ケーゼマンの論文、大きな反響を呼ぶーー黙示への関心のルネッサンス 黙示思想における終末論的二元論について 「この時代」と「来るべき時代」 なぜ彼らは、歴史の中での神…

オスカー・クルマン(Oscar Cullmann)について(『ベイカー福音主義神学事典(Evangelical Dictionary of Theology)』他)

目次 オスカー・クルマン(『ベイカー福音主義神学事典』) オスカー・クルマン(『ティーセルトンのキリスト教神学事典』) 【比較研究のための補足資料】ジェームズ・バー著『時を表す聖書用語(Biblical Words for Time)』目次

彼は「越境」しなければならなかったのか?ーーカルバリー・チャペルから東方正教会への旅路【書評】

目次 はじめに 著者のセブンスデー・アドベンティスト時代 ファンダメンタリズムからカリスマ派へ 福音主義教会のカオスの中で 真理はモザイク状のものなのか? 「あなたに与えられている光」に真実に生きればそれでいい? 定義のない看板文字 彼は「越境」…

イグナティオスのローマ人への手紙【AD2世紀前半、初代教会】第7章――わが唯一の望み

第7章 わが唯一の望み この世の君は、わが心を無理にも運び去り、こうして、神へのわが決心をぐらつかせ、腐敗させようとしています。ですから〔現在、ローマにいる〕あなたがたの内、誰も、〔この世の君である〕彼を介助してはなりません。その代り、私の…

新約聖書はどのように旧約を用いているのか?(by E・アール・エリス)

目次 新約聖書解釈における諸前提 1.概要 2.歴史としての救済 3.予型論(Typology) 4.その他の諸前提 この章の文献目録

ディダケー(12使徒の遺訓:Διδαχή των Δώδεκα Αποστόλων)第16章 終わりの時

ΙΣΤ' 1. Γρηγορεῖτε ὑπὲρ τῆς ζωῆς ὑμῶν·οἱ λύχνοι ὑμῶν μὴ σβεσθήτωσαν,καὶ αἱ ὀσφύες ὑμῶν μὴ ἐκλυέσθωσαν,ἀλλὰ γίνεσθε ἕτοιμοι·οὐ γὰρ οἴδατε τὴν ὥραν,ἐν ᾗ ὁ Κύριος ἡμῶν ἔρχεται (Ματθ. 24, 42-44. Λουκ. 12,35). あなたがたの人生の歩みによくよく注…

ディダケ―(12使徒の遺訓:Διδαχή των Δώδεκα Αποστόλων)第15章 監督や長老について

ΙΕ' 1. Χειροτονήσατε οὖν ἑαυτοῖς ἐπισκόπουςκαὶ διακόνους ἀξίους τοῦ Κυρίου,ἄνδρας πραεῖς καὶ ἀφιλαργύρους (Α΄ Τιμ. 3,3.8)καὶ ἀληθεῖς καὶ δεδοκιμασμένους·ὑμῖν γὰρ λειτουργοῦσι καὶ αὐτοὶ τὴν λειτουργίαντῶν προφητῶν καὶ διδασκάλων. それゆえ、…

ディダケ―(12使徒の遺訓:Διδαχή των Δώδεκα Αποστόλων)第14章 主日の集まりについて

ΙΔ' 1. Καθ’ ἠμέραν δὲ Κυρίου συναχθέντες κλάσατε ἄρτον καὶ εὐχαριστήσατε, προεξομολογησάμενοι τὰ παραπτώματα ὑμῶν, ὅπως καθαρὰ ἡ θυσία ὑμῶν ᾖ. 主日に集まることに関してであるが、パンを裂き、聖餐を執り行いなさい。ただし、その前に、自分の罪・…

ディダケー(12使徒の遺訓:Διδαχή των Δώδεκα Αποστόλων)第13章 ささげ物について

ΙΓ' 1. Πᾶς δὲ προφήτης ἀληθινὸς θέλων καθῆσθαι πρὸς ὑμᾶς ἄξιός ἐστι τῆς τροφῆς αὐτοῦ. しかし、あなたがたの間に住むことを願っている真の預言者に対しては、食べ物を提供してしかるべきである。

ディダケー(12使徒の遺訓:Διδαχή των Δώδεκα Αποστόλων)第12章 旅びとのもてなしについて

ΙΒ' 1. Πᾶς δὲ ὁ ἐρχόμενος ἐν ὀνόματι Κυρίου (Ματθ. 21,9) δεχθήτω ·ἔπειτα δὲ δοκιμάσαντες αὐτὸν γνώσεσθε,σύνεσιν γὰρ ἕχετε δεξιὰν καὶ ἀριστεράν. 主の御名によってやって来る全ての人を受け入れなさい。 しかしその後、あなたがたはこの人について吟…

ディダケー(12使徒の遺訓:Διδαχή των Δώδεκα Αποστόλων)第11章 預言者と偽預言者の見分けについて

ΙΑ' 1. Ὃς ἂν οὖν ἐλθὼν διδάξῃ ὑμᾶς ταῦτα πάντα τὰ προειρημένα, δέξασθε αὐτόν· それゆえ、誰であれ、前述した全てのことを教えに来るなら、その人を迎え入れなさい。

ディダケー(12使徒の遺訓:Διδαχή των Δώδεκα Αποστόλων)第10章 感謝の祈り

Ι' 1. Μετὰ δὲ τὸ ἐμπλησθῆναι οὗτως εὐχαριστήσατε· お腹が満たされた後、このように感謝をささげなさい。2. Εὐχαριστοῦμέν Σοι, Πάτερ ἅγιε (Ἰωάν. 17,11),ὑπὲρ τοῦ ἁγίου ὀνόματός Σου (Ἰωάν. 17,26),οὗ κατεσκήνωσας ἐν ταῖς καρδίαις ἡμῶν,καὶ ὑπὲρ τῆς…

ディダケー(12使徒の遺訓:Διδαχή των Δώδεκα Αποστόλων)第9章 聖餐について

Θ' 1. Περὶ δὲ τῆς εὐχαριστίας, οὕτως εὐχαριστήσατε· 聖餐に関してであるが、以下のように感謝をささげなさい。 2. πρῶτον περὶ τοῦ ποτηρίου·Εὐχαριστοῦμεν Σοι, Πάτερ ἡμῶν,ὑπὲρ τῆς ἁγίας ἀμπέλου Δαυὶδ τοῦ παιδός Σου (Ψαλμ. 17,11 Λουκ. 1,69)· ἧς ἐ…

ディダケー(12使徒の遺訓:Διδαχή των Δώδεκα Αποστόλων)第8章 祈りと断食について

Η' 1. Αἱ δὲ νηστεῖαι ὑμῶν μὴ ἔστωσαν μετὰ τῶν ὑποκριτῶν.Νηστεύουσι γὰρ δευτέρα σαββάτων καὶ πέμπτῃ·ὑμεῖς δὲ νηστεύσατε τετράδα καὶ παρασκευήν. あなたがたの断食は、偽善者たちのそれであってはならない。というのも、彼ら偽善者たちは、月曜日と木…

ディダケー(12使徒の遺訓:Διδαχή των Δώδεκα Αποστόλων)第7章 バプテスマについて

Ζ' 1. Περὶ δὲ τοῦ βαπτίσματος, οὕτω βαπτίσατε·ταῦτα πάντα προειπόντες,βαπτίσατε εἰς τὸ ὄνομα τοῦ Πατρὸς καὶ τοῦ Υἱοῦ καὶ τοῦ ἁγίου Πνεύματος ἐν ὕδατι ζῶντι (Πρβλ Ἰω. 10,11). バプテスマに関してであるが、以下のようにバプテスマを施しなさい。 …

ディダケー(12使徒の遺訓:Διδαχή των Δώδεκα Αποστόλων)第6章 主のくびき

ΣΤ' 1. Ὅρα, μὴ τίς σε πλανήσῃ ἀπὸ ταύτης τῆς ὁδοῦ τῆς διδαχῆς, ἐπεὶ παρεκτὸς Θεοῦ σε διδάσκει. 誰も、この教えの道からはずれた方向へとあなたを欺き導いていくことのないように気をつけなさい。なぜなら、こういった教えを説く者は、神より離れた者で…

ディダケー(12使徒の遺訓:Διδαχή των Δώδεκα Αποστόλων)第5章 死の道

Ε' 1. Ἡ δὲ τοῦ θανάτου ὁδός ἐστιν αὕτη·πρῶτον πάντων πονηρά ἐστι καὶ κατάρας μεστή·φόνοι, μοιχεῖαι, ἐπιθυμίαι, προνεῖαι, κλοπαί,εἰδωλολατρίαι, μαγεῖαι, φαρμακίαι, ἁρπαγαί,ψευδομαρτυρίαι, ὑποκρίσεις, διπλοκαρδία,δόλος, ὑπερηφανία, κακία, αὐ…

ディダケー(12使徒の遺訓:Διδαχή των Δώδεκα Αποστόλων)第4章 いのちの道④

Δ' 1. Τέκνον μου, τοῦ λαλοῦντός σοιτὸν λόγον τοῦ Θεοῦ μνησθήσῃ νυκτὸς καὶ ἡμέρας (Ἑβρ. 13,7-21),τιμήσεις δὲ αὐτὸν ὡς Kύριον (Πρβλ Ματθ. 10,40)·ὅθεν γὰρ ἡ κυριότης λαλεῖται, ἐκεῖ Κύριός ἐστιν. わが子よ。あなたに御言葉を説き明かしてくれる方…

ディダケー(12使徒の遺訓:Διδαχή των Δώδεκα Αποστόλων)第3章 いのちの道③

Γ' 1. Τέκνον μου, φεῦγε ἀπὸ παντὸς πονηροῦκαὶ ἀπὸ παντὸς ὁμοίου αὐτοῦ. わが子よ。悪および、悪の様相を帯びているいかなるものからも離れなさい。 2. Μὴ γίνου ὀργίλος, ὁδηγεῖ γὰρ ἡ ὀργὴ πρὸς τὸν φόνον, μηδὲ ζηλωτὴς μηδὲ ἐπιστικὸς μηδὲ θυμικός·ἐ…

ディダケー(12使徒の遺訓:Διδαχή των Δώδεκα Αποστόλων)第2章 いのちの道②

Β' 1. Δευτέρα δὲ ἐντολὴ τῆς διδαχῆς· ディダケーの二番目の掟はこれである。 2. οὐ φονεύσεις, οὐ μοιχεύσεις (Ἔξ. 20,13-15), οὐ παιδοφθορήσεις,οὐ πορνεύσεις, οὐ κλέψεις (Ἔξ. 20,14), οὐ μαγεύσεις,οὐ φαρμακεύσεις, οὐ φονεύσεις τέκνον ἐν φθορᾷ,οὐ…

ディダケー(12使徒の遺訓:Διδαχή των Δώδεκα Αποστόλων)第1章 いのちの道①

ディダケー(十二使徒の遺訓、コイネーギリシア語: Διδαχή)は、「教え」を意味する、初期キリスト教の文書です。 十二使徒の教えと伝えられていますが、多くの学者によって1世紀後半から2世紀初頭に成立した文書と考えられています。(参照:ココ) ギリ…

ローマ帝国の迫害とクリスチャン殉教者の信仰【後篇】

〔前篇〕からの続きです。 ディオクレティアヌス帝治下における迫害 さて、教会はローマ帝国による最後の大迫害に直面した。神は摂理的配慮によって、この迫害に耐え抜いた暁に教会の勝利を約束しておられたのであった。 ディオクレティアヌスは284年に即…

ローマ帝国の迫害とクリスチャン殉教者の信仰【前篇】

(執筆者:日本基督改革派南浦和教会牧師、日本基督神学校講師 泥谷逸郎師、情報源) われわれの祖国日本では現在、靖国神社を国家護持しようとする動きが盛んである。この動きに多少反対を試みたものとして、考えざるをえなくなる問題は、過去における日本…

はたして「文化」が、私たちクリスチャンのあり方を規定するのでしょうか?――初代教会クリスチャンの「文化」に対する姿勢

自ブログ「地の果てまで福音を」より再掲載 グラディエーター(剣闘士)、3世紀、キプロス 先日、私は、次のような記事を書きました。 そして、その中で、私はみなさんに、「はたして現代文化が、みことばに対する私たちの従順を規定するのでしょうか?それ…

イグナティオスのローマ人への手紙【AD2世紀前半、初代教会】第6章――死によって私はまことの命を得る

この世のどんなものも、そして地上にあるあらゆる王国も、私にとっては何も意味しない。地の果てに到るまで全世界を統治するよりもむしろ、私はイエス・キリストにあって死ぬことを望みます。たとい全世界を手に入れても、自分自身のいのちを損じるのなら、…

イグナティオスのローマ人への手紙【AD2世紀前半、初代教会】第1章~第5章――死の彼方を展望しつつ

目次 訳者はしがきーーAD2世紀:十字架を忍ぶ教会 イグナティオスによる序文 第1章 囚人として、私はあなたがたに会いたい 第2章 殉教の道から私を「救い出そう」としないでほしい 第3章 真のキリスト者として見いだされたい! 第4章 純粋なキリスト…

クリスチャンは苦難や死に対しどのような態度をとるべきか?――殉教者キプリアヌスの手紙【天国をめざして】②

①からの続きです。 またわたしたちは自分の思いではなく神の御心を行なうべきです。これは主が私たちに日々祈るよう指示している「主の祈り」に沿ったものです。「あなたのみこころが成りますように」と祈りながら、いざ主が私たちをこの世からお呼びになる…

クリスチャンは苦難や死に対しどのような態度をとるべきか?――殉教者キプリアヌスの手紙【3世紀、カルタゴ】①

キプリアヌス(引用元) 訳者はしがき 3世紀の半ば、非常に激しい疫病が北アフリカ全地域を襲い――クリスチャン、異邦人の違いに関わらず――、何千何万という人命が失われていきました。ある地域では、死者の数が生存者のそれを上回るほどでした。地獄のよう…