巡礼者の小道(Pursuing Veritas)

聖書の真理を愛し、歌い、どこまでも探求の旅をつづけたい。

キリスト教会の大惨事―この世への迎合精神について

「今日、我々が通らされている教会の危機は、主として、リトルジーの崩壊にその端を発していると私は確信している。」(by ヨーゼフ・ラッツィンガー)

リトルジーの崩壊(出典) 目次 ポピュラー音楽からの挑戦 礼拝ダンス Joseph Ratzinger, The Spirit of the Liturgy, 2000.(抄訳)

剥がされた神秘ーーなぜカトリック女性のベール不着用により「パンドラの箱」が開かれてしまうのかについて

「キリストの現存ーー。それゆえに私たちはベールを被ります。」カトリック・サイトVeils by Lilyより 目次 はじめに シンボル観 祈りのベールを実践し始め、自分の内に起された変化 対等主義から相補主義への移行 バプテスマやユーカリストにおける「シンボ…

人間生活の尊厳にかかわる事柄が「多数決」によって決定されていくような教会に属しつつ、果たして人は生を営み続けていくことができるのだろうか?(by クリストファー・フィリップス)

Fr. Christopher George Phillips(1949-) 質問者:フィリップス神父、あなたが以前に属していた信仰共同体にどのような欠けがあったために、あなたの内でカトリックへ改宗したいという思いが生じてきたのですか?

「国民教会(national church)」というものについて(by ジョン・ヘンリー・ニューマン)

オックスフォード時代のヘンリー・ニューマン(出典) 「英国国教会は、プロテスタント教会であり、それは宗教改革国家のために建てられた。それが国民教会である理由は、国民の大部分が、国家の意志に沿い修正していくことができるようような宗教をまさに望…

それでもやはり、第二ヴァチカン公会議後のカトリックの方向性に非常に不安を感じる。

Big Red Nose Clown Mass(出典) カトリック汎進化論の心 - ✟ キリストの心とキリスト教 ✟ The Mind of Christ and of Christianity ✟ 上記のような堅実なカトリックの方々による内部批判は何を意味しているのでしょうか。どんなに肯定的/好意的に捉えよう…

世界中の信者/求道者につまずきを与えている可視的教会のスキャンダル

今朝、私の友人が、ウィーン在住のジャーナリスト長谷川良氏がお書きになった記事のリンクを送ってくれました。

ソロ・スクリプトゥーラ、ソラ・スクリプトゥーラ、そして解釈的権威の問題(by ブライアン・クロス&ニール・ジュディッシュ)【その3】

「私は聖書からの証明、あるいは明瞭かつ明白な理由や議論によって、確信させられない限り、何も取り消すことはできないし、取り消そうとも思わない。なぜなら、良心に背いて為すことは、安全でなく賢明でもないからだ。我、ここに立つ。私はこうするより他…

ロック音楽とキリスト教礼拝ーーカトリック、プロテスタントそれぞれの視点

主日礼拝(出典) 目次 プロテスタントの視点 ①デイビッド・クラウド牧師の証し「ロック音楽が私の人生に及ぼした影響」 ベトナム戦争、ヒッピー、ドラッグ ニューエイジへの傾倒、そして神のしもべロン兄との出会い 回心 ②ダン・ルカリニ師の証し「私が米国…

荒野で叫ぶ声(by レオナルド・ラーベンヒル)

Leonard Ravenhill, Agony(拙訳) 我々は十字架にかけられた人の、苦悶に満ちた死に様を見たことがない。 その男が十字架に釘づけにされるや、その人はすべての権利を失った。そしてもしあなたが十字架に釘づけされるなら、あなたもまた、自分のすべてを失…

第二バチカン公会議後の教会の路線は本当に正しいのでしょうか?ーーカトリック信仰者の叫び

出典 カトリック・カリスマ運動内における賛美礼拝(2016年) (2017年) 目次 ミサを改悪して以来、カトリック教会の凋落は始まった 蔓延する典礼崩壊 第二バチカン公会議 3-3「典礼について」の草案をめぐって 比叡山宗教サミットについて 200…

「境」について(G・K・チェスタートン)

「アートは、ーー倫理性と同様ーー、どこかに一線を画すこと(=drawing the line)にその本質を存している。」 --G.K. Chesterton

聖公会の信仰と職制に忠実であろうとする信仰者の群れのご紹介【聖公会とフェミニズム問題】

トーマス・クランマー(1489-1556)彼はかつて一度、教権側の重圧に屈し、自説を取り消し、取り消し状に署名したことがありました。しかし処刑場に引いていかれたその日、彼は公に、その取り消しを取り消し、火あぶりの時には、声の続く限り、「お…

「オプショナルな正統性」の辿る不幸なる運命(by リチャード・J・ノイハウス)

目次 正統性がオプショナルなものとなる時 非オプショナルな正統性 アイデンティティーが切り札

「寛容」という名の「非寛容」(D・A・カーソン、トリニティー神学校)

「寛容」という名の「非寛容」、、そして暴力ーー政治的コレクトネスと大学(出典) 目次 変わりつつある「寛容」の概念 定義の変遷 どちらの意味での「寛容」? 養われ育まれるべきもの まとめ

真理とは何か?ーーマークス・グローダイ師の探求と苦悩、そして人生の道程【その2】

書斎(出典) 目次 釈義と註解書 「投票」と負け戦 リベラル傾斜していく自教団の中で どこに行けばいいのだろう? 牧師仲間との会話 【その1】はココです。

キリスト教対等主義(Egalitarianism)の詳細分析ーーウェイン・グルーデム、フェニックス神学校【総括編】

ウェイン・グルーデム(Wayne Grudem, 1948~)過去20年間に渡り、イリノイ州にあるトリニティー神学校で教鞭を取った後、現フェニックス神学校教授。ハーバード大(B.A.)、ウェストミンスター神学校(M.Div.)、ケンブリッジ大(Ph.D.)1998-1999年…

ある牧師の苦悶と告白

永続的なものはどこにあるのだろう。私はどうすればいいのだろう。(出典) By Fr. Doug(Anglican Continuum*1のサイトより抄訳) 1989年、私はダラス神学校を卒業し(ThM)、ダラス北部にあるバイブル・チャーチの牧師になりました。 その当時、私は教…

カンタベリーからローマへの避難路ーー増加の一途をたどる保守聖公会信者のカトリック改宗【聖公会のフェミニズム問題とリベラル化】

元イギリス国教会司祭のカトリック叙階式(前橋カトリック教会にて、2011年2月)出典 教会がグローバルな諸問題に直面する中、地域教会で日々奉仕しておられる司祭や牧師の方々がこれまで以上に多くの精神的葛藤やチャレンジを受けておられることが、さ…

「今日、単にアカデミックな推論に過ぎないとみなされているものが、明日には、諸国の軍隊を動かし、帝国を投げ倒すようになるのである。(G・メイチェン)」ーーグローバル性革命と新しい全体主義【若い世代のクリスチャンへの激励】

ーグレシャム・メイチェン(1881-1937) フェミニスト神学者メアリー・デイリーの「人間として存在することーーそれは自己に命名し、世界に命名し、そして神に命名することである。」という言明を読んだ姉妹が、「こういった人々はすでに正気を失っ…

主従関係の逆転ーー神に「命名」しようとする人間たちの尊大な試み【拡大膨張する聖公会のフェミニズム問題】

「人間として存在することーーそれは自己に命名し、世界に命名し、そして神に命名することである。」 メアリー・デイリー(フェミニスト神学者、1928-2010) christiannews.net(抄訳)

なぜ自分にとって「コンテンポラリー・フリー礼拝」が原理的にインポッシブルなのかについて(by C・S・ルイス)

C.S. Lewis on the Liturgy(全訳) C・S・ルイスは世界中のクリスチャンに愛読されている作家です。子ども向けのファンタジー、キリスト教弁証、神学、アレゴリー、サイエンス・フィクション、デボーショナル、文芸評論に関する諸作品は何百万という売り上…

『共通祈禱(Common Prayer)』それとも筋書き通りの政治?(by カール・R・トゥルーマン、ウェストミンスター神学校歴史神学)【米国聖公会とジェンダー包括語問題】

「現時点ですでに人々は、『人間』に関するジェンダー用語を勝手に書き変える大胆不敵さを持っているのですから、今後は『神』に関するジェンダー用語さえも書き変えていくーーそういう大胆不敵さをも近い将来、発揮していくことになるのではないでしょうか…

聖公会の混乱(聖公会首座主教会議より)【ジェンダー・フェミニズム問題】

2018年4月19日(出典) 「正説がオプショナルなものになる処では、正説は遅かれ早かれ人々の間から追放・排斥されていくようになるだろう。"Where orthodoxy is optional, orthodoxy will sooner or later be proscribed."」by 故リチャード・ジョン…

福音主義が直面している三重の脅威(by ロバート・アラカキ、東方正教会)

出典 執筆者:Robert K. Arakaki, ハワイ生まれ。ゴードン・コーンウェル神学大(M.Div.)、バークレーGraduate Theological Union(Ph.D.)。教役者として所属教団United Church of Christの急速なリベラル化傾斜に必死に抗す。激しい苦悶の末、新教内部で…

教会政治とジェンダー論ーー女性教職を認めるべきか?(ウェイン・グルーデム著『組織神学』第47章)後篇【さまざまな反論に対する応答】

困ったなぁ~。どうしよう。 目次 はじめに 反論の実例 ①「ジェンダーではなく賜物によってミニストリーは決定されるべきです。」 ②「神様が女性である私を真実に牧師に召してくださいました。」 ③「新約聖書はしもべとしてのリーダーシップを重んじています…

教会政治とジェンダー論ーー女性教職を認めるべきか?(ウェイン・グルーデム著『組織神学』第47章)前篇

ウェイン・グルーデム(1948~)過去20年間に渡り、イリノイ州にあるトリニティー神学校で教鞭を取った後、現フェニックス神学校教授。ハーバード大(B.A.)、ウェストミンスター神学校(M.Div.)、ケンブリッジ大(Ph.D.)1998-1999年にかけ、Evangel…

かしらの聖域

アトス山、シモノペトラ修道院、13世紀創設(出典) 目次 アトス山修道院群 ウラノポリにて 男のかしらはキリスト、女のかしらは男、そしてキリストのかしらは神 天的/地上的かしらの聖域 おわりにーー全てはつながっている

21世紀におけるキリスト教の形態(by ジェームズ・K・A・スミス)【ポスト近代と福音宣教その③】

教会で祈る若者(出典) James K.A. Smith, Beyond Atheism: Postmodernity and the Future of God(2010年10月カナダ、オタワ大学での特別講義。音声書き起こし。) 真正なるポストモダン的信仰表現は、今後、非常に個別的かつ具体的なものになってい…

「高教会的」カルヴィニズムは可能か?ーーフィリップ・シャフ、ジョン・ネヴィンのマーサーズバーグ神学の試みに対する東方正教会の批評

ジャン・カルヴァン(出典) 目次 マーサーズバーグ神学に対する新たなる関心と復興 オランダ改革派とドイツ改革派の性格の違い マーサーズバーグ神学の特徴 聖餐における実在の教義の回復 低教会プロテスタンティズムに対する矯正 ネヴィンの当惑 行き過ぎ…

置き換えられた「サクラメント」ーー元賛美リーダーによる過去30年の振り返りと自省の記録

出典 目次 置き換えられた「サクラメント」(by レス・ラムキン) ユーカリスト的に機能するプレイズ&ワーシップ?? 教会の中に生じた「好み文化」 ワーシップ・ソングとロックンロールーー感情の ‟質” は違うのだろうか? もしも過去に戻ることができるの…