キリスト教リベラリズムの諸形態
見よ。「キリストの代理人」が 十字架に架かりしキリストを、 キリスト教会から 駆逐・排斥しようとしている。
出典 あらゆる保守主義は、『物事をそのまま安置しておくならば、それは手つかずの状態でそこにとどまる』という思想を基盤にしている。しかし、実際にはそうではない。ある物事をあなたがそのまま放置しておくならば、それは変化の激流の中に入れられる。真…
www.youtube.com 東方正教会であれ、西方カトリック教会であれ、聖書および聖伝を遵守し、主イエス・キリストに忠実であろうとしている人々は、現在例外なく以下の諸問題に直面していると思います。
遠山谷の夕焼け(出典) 分断線のありかを巡って 旅路における邂逅と交差 らせん上にゆっくり進み、成長してゆく
Former Female Episcopal Priest Links Women’s Ordination to LGBT Activism Alice C. Linsley, Ten Objections to Women Priests, 2019. (拙訳) 目次 女性司祭としての16年間 米国聖公会を離れる 1.教会は民主制ではありません。 2.女性叙階は同性…
Fr. Matthew Baker (♰2015) on Reading Orthodox Material (拙訳) 現代神学者の中で一番無難なのはやはり、ゲオルギイ・フロロフスキイ(1893-1979)でしょう。正教界内に存在するあらゆるスペクトルにあって今日に至るまで、彼はどの陣営からも一…
Micahel Lofton, A Call to Use Equal Weights, Reason and Theology, 2019.(拙訳) 「偽りの天秤を主は厭い、十全なおもり石を喜ばれる。」箴言11章1節聖書はしばし、商いにおいて私たちが均等なおもりや測定器を使用する必要性について語っています。…
創世記および進化について語る人々の多くがこの原則に注意を払っていないのではないかと私は案じている。中にはプロテスタント原理主義を論駁しようと躍起になる余りに反動が出過ぎ、そういった人々は、創世記の聖句を「文字通り」に解釈しようとするいかな…
セオトコス(聖母マリア様)のイコン 『女神 聖と性の人類学』(女神研究序論)の中で田中雅一教授は現代における女神崇拝について次のように概説しています。
東方正教会のデイビッド・P・ハリー氏がPerennial Philosophy vs Logos Spermatikos(永遠の哲学 vs ロゴス・スペルマティコス)という講義の中で、現代のニューエイジ、エキュメニカル運動等の思想系譜を概説しています。
もしも魂が教会の教えを身に着けていないのなら、彼の内にイエスが王座に就くことは不可能である。聖ヒエロニムス(4世紀) やがて諸階層、諸国の民は似たような思想を持つようになり、大きな歓喜の内に反キリストを王として高らかに宣言するようになるであ…
出典 Fr. Dwight Longenecker, Twelve Reasons Why You Can’t Call God “Mother”(全訳) 目次 はじめに 1.イエスは神のことを「御父」と呼ぶよう私たちに言っておられます。 2.旧約聖書は神のことを御父と言及しています。 3.典礼は神のことを「御父…
二択を余儀なくされる分裂した世界に生きていることがつらい。(出典) 先日、プロテスタンティズムからローマ・カトリック経由で東方正教会に改宗した方と、ローマ・カトリックからプロテスタントに行き、後に保守聖公会経由でカトリックに帰還した方の間の…
イエズス会のジェームス・マーティン氏は先日、ツイッター上で公に聖書の正当性に疑問を投げかけました。
目次 はじめに 和解したい 転向、そして「カトリック教会恥辱の夏(The Summer of Shame)」の混沌の中で 2018年12月31日の夢 リベラリズムの根源——「自然主義」 おわりに 〔補足〕Crying with my broken-hearted Catholic friends and with my frag…
これはまさしく偶像礼拝です。二人の司教が肩に「パチャママ」偶像をかつぎ、シノドス会場へ行進し、その二人をフランシスコ教皇が歓迎しています。「あなたには、わたしのほかに、ほかの神々があってはならない」(出エジプト記20章2節)。 ジョン・スト…
発展(development)とは? かつて誰かによって提唱された言葉が、時代を経るにつれて、作者の元来の意図や限定的文脈を超え、さまざまに解釈されつつ、「言葉のひとり歩き」を始める事例は歴史上、後を絶たないと思います。
目次 著者ポール・L・ガヴリリュク氏について 二つの対極的見解 ハルナックの「ヘレニズム化/堕落」説に対する批評 フロロフスキーの「キリスト教ヘレニズム」に対する批評 おわりに
国際反ホモフォビア・トランスフォビア・バイフォビアの日(IDAHO)に、LBGT旗を掲揚するノッティンガム評議会。(出典) 目次 トランスジェンダー主義に関し、リベラル派知識人たちが見落としている点について(by ジョン・ミルバンク、ノッティンガム大学…
預言者イザヤ(出典) 「ああ、悪を善、善を悪と言っている者たち。彼らは闇を光、光を闇とし、苦みを甘み、甘みを苦みとしている。」イザヤ書5章20節 Michael Voris, DENOUNCE HIM, May 15, 2019(抄訳) 先週、ジェームス・マーティン神父は、ポーラン…
土砂崩れ(出典) 2017年1月、私は、日本福音同盟(JEA)のみなさんに以下のような公開レターを書きました。
レンブラント作『放蕩息子の帰還』 Fr. Dwight Longenecker, In Praise of Patriarchy, 2010(拙訳) 私が聖公会司祭を務めていた時分、〔アングリカン・コミュニオン内で〕フェミニストたちが女性司祭叙階のための闘争をしていました。
跪いている女性への聖体拝領を拒むチェレスティノ・アノス司教、2019年4月18日. (出典) 目次 チリの司教、跪き舌による聖体拝領を受けようとする信者たちへの拝領を拒絶。(by リサ・ボーン記者) 『指針 あがないの秘跡』 (Redemptionis Sacrament…
Bishop Barron on The Limits of Tolerance, 2013(拙訳) 何年か前に掲載された『ニューヨーカー』誌の風刺作品の中で、ーー今日キリスト教会を席巻しているーーいわゆる「包括性(inclusivity)」という名のイデオロギーの愚かしさが揶揄されていました。
Matt Nelson, COUNTERFEIT CHRISTS”: AN INTERVIEW WITH TRENT HORN, May 3, 2019(抄訳) インタビュアー:『虚偽のキリスト像(Counterfeit Christs)』が出版されました。本書の内容について少しお話ください。
アングリカン・コミュニオンの分断・亀裂(出典) Bryan Cross, Church of England chooses the way of Protestantism, 2008(拙訳) 月曜夜、英国国教会一般総会にて投票が行われ、女性主教叙階が認可されました。
ケヴィン・ロバートソン主教(写真左)と彼の同性パートナーであるモハン・シャーマ氏(写真右)が、女性主教スーザン・ベル女史(写真中央)の司式によって結婚。2018年12月28日。カナダ、トロントにある聖ヤコブ聖公会聖堂にて。(出典) Robert B…
出典 1992年の女性の司祭按手容認という決議から、2014年の女性主教按手容認という決議に到る歳月の間、聖公会内の忠実な信仰者たちは孤立化と行き場のなさという二重の苦しみを味わってこられたと聞いています。
Anglicans Ablaze: The Challenges Facing the Anglican Church in North America Fr. Dwight Longenecker, ACNA, Newman and Unity, 2009(拙訳) 北米聖公会(ACNA)は、「一致と忠実さ」にコミットしている新しいアングリカン・グループです*1。私の知る…
Bryan Cross, Evangelicals and the Crisis of Authority, 2009(拙訳) ジム・トンコヴィチが「福音主義者と権威の危機*1」と題する優れた論考を書いています。この記事は、ホモセクシュアリティーおよび学問の自由を巡って現在、カルヴィン・カレッジが通…