巡礼者の小道(Pursuing Veritas)

聖書の真理を愛し、歌い、どこまでも探求の旅をつづけたい。

この探究の旅は いつ終わるのだろう?


ある意味、それは、
仲保者イエス・キリストの名により神に向かって差し出された 
わたしたちの手が、主の御手を感じ、
主がそこにおられるということを知るとき、
そのとき、終わるのかもしれない。


しかし他方、この探究は けっして終わることがない。


なぜなら、 最初の発見は またたくまに 
次なる問いを引き起こし、
その問いはさらに別の問いを生じさせるから――。
こうして探究は はてしなく続いていく。


これを書いている時分、夜が明けてきた。
はるかかなたの地平線にのぼりゆく太陽の 
まばゆい光点がみえる。


しかし、 
厚い雲が すぐにそれを覆ってしまった。


光を背にした雲は 照り輝き
ピンクと黄金色の 美しい層が
薄もやのような覆いの切れ目から のぞいている。


一心に天をみつめているわが目に
栄光に次ぐ栄光が顕される。


神との関係においても 
同じことがいえるのかもしれない。


神がおられるということを知ること――
それは、探究の出発点にすぎないのだ。


私たちは 
主がどのような方であるかを求めるよう 
いざなわれ、
その探究は、けっして終わることがない。


なぜなら
探究の道を進めば進むほど
ますます、それは深みを増していくのだから。

(from Isobel Kuhn, "By Searching")




〈ブログ著者紹介〉
Kinuko
1978年鹿児島生まれ。2000年国際基督教大学社会科学科卒業(東アジア史、政治思想史専攻)。在学中にプロテスタント長老教会で受洗。卒業後、東京で開拓伝道に専心。2005年、スイスにあるYWAM(ユース・ウィズ・ア・ミッション)を経て、ギリシャ共和国に宣教師として派遣され、中東からの難民たちと共に生きる。2018年夏、福音主義からカトリックへ(ほぼ)転向。東方典礼カトリック教会での信仰生活を経、現在、東方正教会で求道中。これまでの霊的旅路の中で出会ったすべての人々に感謝。著書「『現代ワーシップ』から『歴史的典礼』へ: 元プロテスタント宣教師の探求記 」、「苦しみにある魂への慰め:クリスチャン信仰詩・書簡集」他。