巡礼者の小道(Pursuing Veritas)

聖書の真理を愛し、歌い、どこまでも探求の旅をつづけたい。

神秘のバラ(聖ジョン・ヘンリー・ニューマン)

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Newman, John Henry, "Rosa Mystica". Meditations and Devotions, 1893. (抄訳)

 

マリア様は霊的世界の中にあってまことに類まれなき美を宿した花です。このように荒れ果て荒廃した地から、聖さと栄光をたたえた花々が生み出されてくるのは神のご恩寵の御力ゆえに他なりません。そしてマリア様はそれら全ての女王です。

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日々死にゆくように生を生くるなら、我々は罪を犯そうとはしないだろう。—聖大アントニウス(3世紀)

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出典

 

Μέγας Αντώνιος, Ευεργετινός Α΄, σελ. 58(拙訳)

 

 「日々死にゆくように生を生くるなら、我々は罪を犯そうとはしないだろう。毎朝、目を覚ましたら、その日の夕はないだろうと思いなさい。そして夜、床に就く際にはもはや目を覚ますことはないだろうと思いなさい。

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福音主義クリスチャンと聖母マリア(Θεοτόκος)(by ロバート・アラカキ)【後篇】

 【前篇】からの続きです。

 出典

 

目次

  • マリアの処女性——聖書的立証
  • マリアの永続的処女性—神学的角度
  • 祈りのパートナーとしてのマリア
  • プロテスタンティズムの心の傷跡(Protestantism’s Emotional Scars)
  • 正教の方へ漕ぎ出す
  • 「聖書のみ(Sola Scriptura)」 vs. 「聖伝(Holy Tradition)」
  • 共に私たちは救われ、一人では滅びる(Together We are Saved, Alone We are Lost )
  • 文献(Bibliography)
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福音主義クリスチャンと聖母マリア(Θεοτόκος)(by ロバート・アラカキ)【前篇】

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出典

 

目次

  • 福音主義クリスチャンにとっての最大のハードル
  • 聖書の中のマリア
  • マリア——全ての福音主義者にとっての母
  • 典礼の中におけるマリア
  • 全地公会議(The Ecumenical Councils)
  • マリアとイコン
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Community—無くてはならない要素(by トリフォン修道院長)

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出典

 

Abbot Tryphon, Community: The Essential Element(全訳)

 

キリスト教というのは、共同的(communal)信仰であり、それは信仰者たちに、他者との積極的関わり合いを求めてきます。

 

教会の礼拝は共同的です。そして救いそれ自体、公同的行為であり、他者との交わりを要求してきます。人は真空・孤立状態の中で救われるのではなく、教会の公同的いのちの一部として救われます。

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懐疑に苦しむ魂への励まし(byトリフォン修道院長)

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Abbot Tryphon, Doubt, Orthodox Christianity, 2016

 

以前、ある女性に会ったことがあります。この女性はかつて一度も自分の信仰を疑ったことがなく、教会の諸教理の内どれ一つとして一瞬たりとも疑った経験がないと主張していました。

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