巡礼者の小道(Pursuing Veritas)

聖書の真理を愛し、歌い、どこまでも探求の旅をつづけたい。

女性叙階および同性婚祝福に関するカリストス・ウェア府主教の不穏な言明について(by ヨアンネス・アピアリウス神父)【正教フェミニズム問題】

Kallistos Ware on Ordination of Women and Blessing of Same-Sex Marriages

カリストス・ウェア府主教(正教会)

 

Fr. Ioannes Apiarius, Met. Kallistos Ware on the Ordination of Women and Blessing of Same-Sex Marriages, 2018.(拙訳) 続きを読む

親鳥からのエサをひたすら待ち望む小鳥として

 

ぽきんと折れ、断絶してしまっていたかのようにみえたのに、力なき私の枝は尚も木につながっていることを知りました。それは連続性のうちに生きていたのです。「わたしのところに来る者を、わたしは決して捨てません」(ヨハネ6章37節b)。

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あの角を曲がった先に

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出典

 

あの角を曲がった先に、

友がいたら、と思う。

 

緑に輝く森を、丘を

友とそぞろ歩きたい。

 

たくさんの分断壁にはばまれ、

久しく互いがみえなかった。

 

でも柔らかな木漏れ日は、

別たれることなき天上から

今日も等しく私たちを照らしている。

 

道が曲がりくねっていて、

さみしいのは、

ついにあなたを

探し出すためなのかもしれない。

 

この角をまがり、

苦しみながら、

次の角をまがる。

 

そうすると、

もうひとつ別の角をまがってやって来た

あなたが

夢のようにそこにいた!

 

遭逢。再会ーー。

けっして別れなき永遠の朝。

 

だから、

曲がり角の向こうにいる

友の幻影を追いつつ、

私は進み行きたい。

 

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用語のひとり歩きに注意しようーー誤用・乱用されがちなニューマンの「キリスト教教義の発展」というコンセプトについて

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発展(development)とは?

 

かつて誰かによって提唱された言葉が、時代を経るにつれて、作者の元来の意図や限定的文脈を超え、さまざまに解釈されつつ、「言葉のひとり歩き」を始める事例は歴史上、後を絶たないと思います。

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至福者の苦しみ(ライサ・マリタンの回想録より)

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「イエス・キリストに仕えることを表明しつつ、内心では自分自身を崇めている者達よ、震え慄きなさい。神はお前達をその敵に委ねようとされているからです。諸々の聖なる場所は腐敗の内にあり、多くの修道院は最早神の家ではなく、悪魔の王とその仲間達の牧場となっているからです。」ラ・サレットでの聖母マリアの警告出典

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