巡礼者の小道(Pursuing Veritas)

聖書の真理を愛し、歌い、どこまでも探求の旅をつづけたい。

私の辿ってきた道ーージェイソン・スチュワート師の信仰行程

目次

  • 正統長老教会(OPC)の牧師である自分に一体何が起こったのか
  • 1.プロテスタント宗教改革の肯定的諸原則
  • 2.教父たちの文書
  • 3.教会権威の問題
  • 「聖書のみ」の教理は自明の理ではないのか?
  • おわりに

 

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第二のイヴとキリストの人間格ーー古代教会における聖母マリアの教義展開について(by ヤロスラフ・ペリカン)

目次

  • 初期キリスト教世界の創世記1-3章読解
  • イヴとマリアの比定ーー教父エイレナイオス
  • イヴとマリア――均衡のとれた両端の開示
  • 第二のイヴとしてのマリアーー「歴史循環説」への批判
  • 「イエスの人間格」に躊躇するグノーシス派の認識に対する、教父たちの対抗
  • キリスト論、グノーシス主義、そしてマリア観
  • キリストの人間格、使徒信条(「処女マリアより生まれ」)、そしてキリスト仮現論
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無神論ーーキリスト教的創造信仰の一つの変形

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「ガリレオは、有名なことばを残しました。神は二つの書物を書いた、その一つは言うまでもなく聖書である。もう一つは自然そのものだ、というのです。自然という神の書かれた書物を、一ページ一ページ読んでいくことがいかに信仰にとっても大切なことと考えられていたかは、そうしたことばからも読み取ることができます。」村上陽一郎『新しい科学論』p.106

 

目次

  • 信仰から生み出された科学
  • 聖俗革命
  • 静的創造論か動的創造論か
  • 理神論の出現
  • キリスト教的自然観の形骸化
  • 形骸化とは一つの継承性の現われ

 

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神の摂理的導きと教会の悪ーークリスチャンにはいかなる回答が可能なのか?

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「現在、多くの宗教は、妙に愛想のいいバザール商人のごとく、なれなれしい媚び笑いと開かれた両手でわれわれの前にやって来ている。彼らは、市場でやるように互に競い合いつつ、盛んに慰めやら連帯やら励ましやらを提供しようとしている。しかしその昔彼らが強かった時代、こういった連中がどれほど野蛮に振る舞い、そして人々が拒むことのできない強制力でもってそれらを ‟提供” してきたのかという事を思い出す必要がある。」

ーー新無神論者クリストファー・ヒッチェンズ(God Is Not Great: How Religion Poisons Everythingからの引用)

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イグナティオスによるローマ人への手紙【AD2世紀前半】第8章-最終章

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出典

 

目次

  • 第8章 どうか私のために祈ってほしい
  • 第9章 シリアにある教会のことを祈りに覚えてほしい
  • 第10章 イエス・キリストの忍耐の中で待ち望みつつ。

 

第1-5章はココ。 6章はココ。7章はココ

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私の辿ってきた道ーージョン・キンケード師の信仰行程

John Kincaid

目次

  • 大学時代、再びキリスト教信仰に戻る
  • 改革派的信仰を受容
  • ジュネーブ大へ転学
  • カベナント神学校にて
  • デューク大学院へ
  • 最大の発見ーーユーカリスト
  • おわりに
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