殉教者ユスティノス著『ユダヤ人トリュフォンとの対話』(2世紀):ユスティノスとヘレニズム・ユダヤ教徒トリュフォンとが、旧約聖書の様々な箇所の解釈をめぐって交わす論争を対話篇の形で述べたもので、その序文は、プラトン主義者であったユスティノスが、キリスト教徒である老人との出会いを契機にキリスト教に回心するまでのいきさつを述べつつ、当時のギリシア哲学諸派を批判する印象深い文章となっている。(参照)
目次
- ハルナックの「ヘレニズム化説」
- ハルナック説 第1の前提
- ハルナック説 第2の前提
- ハルナック説 第3の前提
- おわりにーー現代に生きる私たちはここから何を学ぶことができるのだろう。
- 文献
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- 「キリストと文化」に関する考察