巡礼者の小道(Pursuing Veritas)

聖書の真理を愛し、歌い、どこまでも探求の旅をつづけたい。

予型論について(『ベイカー福音主義神学事典』他)

目次

  • 予型論について(『ベイカー福音主義神学事典』)
    • 予型/予型論について(Type, Typology)
    • 解釈的重要性
    • 現在の論争
    • 〔参考文献〕
  • 予型論について(『ティーセルトンのキリスト教神学事典』)
  • 〔比較研究のための資料〕オリゲネスのローマ書解釈ーオリゲネスの寓喩的解釈との関係をめぐって(伊藤明生師、東京基督教大学)
    • オリゲネスとアレクサンドリア学派  
    • オリゲネスの寓喩的解釈(1)『諸原理について』聖書の「体」と「魂」と「霊」
    • オリゲネスの寓喩的解釈(2)聖書の「魂」と「霊」の具体例  
    • オリゲネスのローマ書解釈(1)はじめに  
    • オリゲネスのローマ書解釈(2)ユダヤ人と異邦人を仲裁するパウロ  
    • オリゲネスのローマ書解釈(3)異端を意識して  
    • オリゲネスのローマ書解釈(4)オリゲネスの信仰義認論  
    • 結論:寓喩的解釈の意義  
    • [参考文献]

 

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昼も夜も主のおしえを黙想することについて(詩篇1:2)byトーマス・ワトソン

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詩篇1篇2節

まことに、その人は主のおしえを喜びとし、昼も夜もそのおしえを口ずさむ(*思い巡らす)。〔新改訳〕

כִּ֤י אִ֥ם בְּתֹורַ֥ת יְהוָ֗ה חֶ֫פְצֹ֥ו וּֽבְתֹורָתֹ֥ו יֶהְגֶּ֗ה יֹומָ֥ם וָלָֽיְלָה׃

ἀλλ’ ἢ ἐν τῷ νόμῳ κυρίου τὸ θέλημα αὐτοῦ καὶ ἐν τῷ νόμῳ αὐτοῦ μελετήσει ἡμέρας καὶ νυκτός. [LXX] 

But his delight is in the law of the LORD; and in his law doth he meditate day and night.〔欽定訳〕

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「この聖書テキストには果して『意味』があるのだろうか?」ーーケヴィン・ヴァン・フーザーの著書レビュー(by ヴェルン・ポイスレス、ウェストミンスター神学校)

 

Vern Poythress, Review of Kevin Vanhoozer’s Is There A Meaning In This Text? in Westminster Theological Journal 61/1 (1999) 125-28. (拙訳)

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眠り、目覚める時(信仰詩)

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イザヤ26:19

あなたの死人は生き返り、私のなきがらはよみがえります。さめよ、喜び歌え。ちりに住む者よ。あなたの露は光の露。地は死者の霊を生き返らせます。

 

われわれは眠りについた。

ーー死の眠り、夢の死。

過ぎゆく喜び、いつまでも去らない悲哀。

干からびた魂は、

僻遠たる小川のせせらぎに焦がれ呻いていた。

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人間の忠実さ、脆さ、そして神の憐れみ。

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あなたの真実は代々に至ります。詩篇119:90a

 

「○○説/○○主義を握りしめている人は、そうすることで自分自身を守っているのだと思います。」とある方がコメントしてくださいました。

 

自分自身を守っている、、、うーん、私はどうなんだろう。自己防衛の手段として○○説/○○主義を握りしめているという側面があるのかな?そしてもしそれがあるのだとしたら、その原因は何だろう、、そんなことに想いを巡らせていました。

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聖書に取り組む際、私たちは自らの持つ「諸前提」をどうすればいいのか?(by D・A・カーソン、トリニティー神学校)

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目次

  • 前提的および歴史的誤謬
  • 新解釈(New Hermeneutic)の影響
  • 疎隔(distanciation)の必要性
  • まとめ

 

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